今すぐ体重を1kg落としたい!そんな急な減量が必要な時にはどうすれば良いでしょうか?
健康を害さない方法を紹介します。
1kg落とすには?
引用:https://spice.today/diet-taijyu/
皆さんは食前と食後で体重を計ってみたことがありますか?
食べる量にもよりますが、ガッツリご飯を食べた後であれば、女性でも1kgほどは増量します。
つまり、たった一食摂るか摂らないかで体重は1kgの増減があるということになります。
1kgをすぐにおとしたいと思うのであれば、一時的ではありますが食事を抜けば、おそらく1kgはすぐに落とすことが出来るでしょう。
引用:http://websae.net/it_diet/
そもそも人間が太ってしまうのは、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうことが原因です。
人間には基礎代謝というものがあり、運動をしていなくても、呼吸や消化吸収、睡眠など生命を維持するために必ずエネルギーを消費しています。
そのため、一切食事を摂らず体内のエネルギーが不足している場合、体は不足した分のエネルギーを体内に蓄えられている脂肪を分解しエネルギーとして燃焼するのです。
ですから、1日食事を一切摂らなければ、一切運動をしていなくても基礎代謝で消費するエネルギーの分だけ体重は落ちるというわけです。
何㎏も落とすことは難しいですが、体重を1㎏落とそうと思うのであれば、食べないことが一番結果が早く出やすい方法だと言えます。
断食の落とし穴
引用:http://master.fxboblog.com/first/%E8%90%BD%E3%81%A8%E3%81%97%E7%A9%B4.html
一刻も早く1kg減らしたいと思うのならば1番手っ取り早いのは断食することだと前述しました。
しかし、これには大きな落とし穴があります。
それだけ簡単に早く落ちた体重は同じように簡単に戻ってしまうということです。
元に戻るだけならまだマシで、むしろ1日で1kg減ったかと思えば2日で2kg太る可能性もあります。
その理由は、断食により体内のエネルギーが不足すると、人間の脳は体が危険な状態にあると判断し、なるべくエネルギーを使わないように省エネモードに切り替わります。
そして、すこしでも多くの栄養を体内に取り込もうとするので、断食を終え、次にいつも通りの食事を摂る際には、これまで以上に体内に溜め込みやすく、燃焼しにくい体になってしまい、すぐにリバウンドしてしまうのです。
引用:http://yaserun.com/?p=1190
省エネモードということは代謝が落ちるということなので、一度落ちた代謝は戻すのが大変です。
つまり、手段を選ばずとにかく今すぐ1kg落とせれば、リバウンドしても、太りやすい体質に近づいてもいいというのであれば、断食が最も手っ取り早く結果を出すことが出来ますが、そのリスクを避けたい場合にはいくら急いでいるからと言っても断食という方法はお勧めできません。
消費カロリーを増やす
引用:http://www.wellnesslink.jp/p/walk/basic/kjwk60003.html
では、すぐに1kg落とすことが出来て、なおかつあまり体に負担を与えない方法はあるのでしょうか。
先ほど、人間が太るのは摂取カロリーが消費カロリーを上回っているからだと言いました。
断食は極端に摂取カロリーを減らすための方法ですが、逆に消費カロリーを増やすという方法をとれば、リバウンドのリスクや健康面を害する心配が軽減します。
早急な結果が求められるので、食事の量もある程度減らす必要はありますが、一切食事を摂らないのは逆効果なので、カロリーの低いものを選び量を減らした上で、消費カロリーを増やすために運動をすると効果が高いでしょう。
消費カロリーの内約7割は基礎代謝が占めていて、残りの3割は運動による消費になります。基礎代謝は短期間では上げることが難しいので、運動による消費カロリーを増やすことが大切です。
消費カロリーを増やすための運動
引用:https://matome.naver.jp/odai/2133208293759630801
では、どのような運動が消費カロリーを増やすことができるでしょうか。
運動には、有酸素運動と無酸素運動という二つの種類があり、有酸素運動は脂肪を燃焼させるための運動で、無酸素運動は筋肉を鍛えるための運動です。
ダイエットを行う上ではどちらの運動も欠かせないもので、併せて行うことが効果を最大限に高めると言われていますが、無酸素運動は筋肉を鍛え、最終的に代謝を上げることで痩せやすく太りにくい体質を作るためには有効ですが、今すぐ結果を出すには有酸素運動が有効だと言えます。
有酸素運動の代表としてあげられるのが、ウォーキングやジョギング、水泳です。この3つの中では消費カロリーが高いのはダントツで水泳です。
引用:http://webseeya.com/swimming-diet/
またウォーキングよりもジョギングの方が多くのカロリーを消費します。
水泳は数多くある運動の中でも消費カロリーの多い運動として有名ですし、泳げない場合でも普通にウォーキングするよりもプールでウォーキングする方がカロリーを消費できるので、水泳がお勧めの運動です。
消費カロリーの多い泳ぎ方
引用:http://rakuyase-diet.jp/archives/6878
ウォーキングにしろ水泳にしろ、有酸素運動で大切なことは20分以上継続することです。
なぜなら、有酸素運動で脂肪が燃焼されるのが開始から20分後だからです。
消費カロリーを増やすために運動量の多い泳ぎ方をやろうと思うと、バテてしまい結局20分継続出来なかったら意味がありません。
ある程度泳げる人であれば1番お勧めなのは、平泳ぎです。
その理由は長く泳ぎやすい上に、水の抵抗を最も受けやすい泳ぎ方なので、意外と前に進むのに1番エネルギーを使います。
平泳ぎが消費カロリーが多く長く継続して泳げる泳ぎ方ですが、泳ぎが苦手な人の場合は、ウォーキングでも十分な効果があります。
引用:http://dietcamp.me/water-walling-howto/
水の中に入った時点で体は圧力を受けるので、その中を歩くと、普通の道路を歩いているよりもカロリーを消費することが出来ます。
姿勢を正して大股で、腕もしっかり振って歩くようにしましょう。
水の中でのウォーキングならば長く続けることも苦になりませんし、暑い日や寒い日、雨の日など天候に左右されることもなく行うことが出来ます。
水泳を行う上での注意点
引用:http://item.rakuten.co.jp/aisin/047j-03-1/
すぐに体重を減らしたいと思うほど、摂取カロリーをとにかく減らして、とにかく運動しようと思いがちです。
水泳だと特に、汗をかいていたりエネルギーをかなり使っていても自分では気付きにくく、水から出たあとで急に気だるくなったりすることも少なくありません。
ある程度摂取カロリーを減らし、水泳で消費カロリーを増やして、すぐに1kg落としたい気持ちは分かりますが、その場合には、水分補給と、最低限の食事を摂るということは必ず行いましょう。
ご飯をガツガツ食べる必要はありませんが、栄養補給食品などカロリーが低いもので、エネルギーを補給できるものをうまく活用しましょう。
まとめ
手段を選ばずにとにかく体重を1kg落とすということを目指すなら、断食すれば1日でも簡単に落とすことができるでしょう。
しかし、たった1日であっても断食は体にとっては実はとても負担をかけるダイエット法なのです。
食べなければ必ず人間は痩せます。
しかし、人間は生きているだけでもエネルギーを使っているので、食事を抜くことでそのエネルギー源がなくなってしまうことは、生命を脅かす行為ということになります。
すぐに1kg落として、次の日には2kg増えても構わないと自分は思っても、体は自分が思う以上に負担を受けるので、たった1日でも体質は変わってしまうのです。
自分の生命を守るために体はすぐに溜め込みやすくなりますが、燃焼しやすい体に戻すには時間がかかります。
その1kgのために、その後太りやすくなってしまっては意味がないですよね。
早急な結果が欲しい時こそ、栄養バランスや体調のことを考え、正しい知識を持って行うことが大切なのです。
食事制限も運動も決して無理をせず、健康的に痩せられるよう、しっかり栄養を補給し、しっかり体を動かすように心がけましょう。