[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]皆様こんにちは! 私は、現在発表されている新車種や、発売間もない新型車を皆様に紹介するナビゲーターの西山狭子(にしやま きょうこ)です。
今回は、ホンダ S1000 ニューモデルをご紹介します!
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Contents
Sの血統はすごい!ホンダのオープンカーを知る!!
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]ホンダ、といえばスポーツカーが有名ですよね。
子供のころホンダのスポーツカーやオープンカーに憧れた方も少なくないでしょう。
ここでは私が選んだホンダのとっておきスポーツカーを、年代順にご案内します。[/voice]
エスロク・エスハチの衝撃
引用:http://jp.bloguru.com/userdata/27/27/orig_201504190848300.jpg
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]ホンダには”S”から始まるクルマがいくつかあります。・S360、S500、S600、S800、S2000、S660。
そのうち、S360は1962年のモーターショー(東京)で公開されましたが、結局発売されずにS500が1963年~1964年に発売されました。[/voice]
360とは、当時の軽自動車規格である総排気量360㏄を指しています。
ホンダではN360やT360といったクルマが出ています。
S500もわずか数カ月でS600(通称:エスロク)のデビューにとって代わられます。
上の画像でも分かる通り、ライトウェイトのスポーツカーはオープントップ、そのほかにはクーペもあり、S600は欧州にも輸出された初めてのアジアカーとなりました。
引用:http://b-cles.jp/car/wp-content/uploads/2015/10/honda_s800_1966-70_2.jpg
↑疾走するS800。全長3,335㎜、全幅1,400㎜、車重750㎏。最高速度160㎞/hを叩きだした
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]このクルマ、前輪サスペンションはダブルウィッシュボーンだったんですよ![/voice]
1966年には791㏄の総排気量を持つS800(通称:エスハチ)がデビュー、1970年まで生産されました。
このSシリーズは、トヨタ800スポーツ(通称:ヨタハチ)を登場させ、国内のサーキット場でレース車両として盛り上がります。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]エスロク、エスハチ、ヨタハチ…呼び名も可愛らしいですね[/voice]
S800の後継車、S2000が登場
引用:http://livedoor.blogimg.jp/vehicle4321/imgs/2/e/2e29af53.jpg
S800が発売終了してから29年、1999年にデビューしたのがS2000です。
この2000は、総排気量が2,156㏄、最高出力178kW[242PS]/7,800rpm、最大トルクは221N・m[22.5kg・m]/6,500rpm~7,500rpmという本格的なFRスポーツマシンでした。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]1999年デビュー型は、250馬力の2Lエンジンを搭載していたんですよ![/voice]
スポーツカーは通常「クーペ」型のボディーをしています。
ですが、ホンダのSシリーズは幌をかぶせたオープンモデルが一般的です。
クルマはスピードを出すことで、空気抵抗を多く受けます。
当然、オープンカーはフロントガラス一枚に大きな圧力がかかります。
車重を軽くすることでスピードを出し、逆にスピードが出る空気抵抗が増すので、ボディを強くしなければなりません。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]Sシリーズのクルマは開発に多額のお金がかかります。ホンダとすれば、S2000は儲からないクルマだけど、ホンダのかっこいいイメージ戦略のための”宣伝車”でもあったんですね。[/voice]
S2000の参考数字
販売時期 1999年~2009年
価格:386.4万〜399.0万円
燃費:11.0km/L
ライバル車:トヨタMR-S(1999年デビューのオープンカー)、マツダロードスター
引用:http://www.honda.co.jp/S2000/webcatalog/engine/
Sシリーズではありませんが…NSX、日本初のスーパーカー
引用:http://fsv-image.autoc-one.jp/images/2619943/110_o.jpg
日本車の歴史で、最も高価なクルマがホンダNSXです。1990年に発売が開始、2006年まで16年間モデルチェンジなしで製造されています。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]初代NSXの価格は800万円。AT車は860万円でした!エンジンはV6で3L。
現在アメリカで生産されている2代目のNSXは2016年発売開始で2370万円。一日3台から8台程度しか生産されないハンドメイドスポーツカーです。[/voice]
S660…このクルマこそ、S1000の基本形
引用:http://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/goodspress/cms/wp-content/uploads/2015/04/1010200-720×481.jpg
引用:http://www.motordays.com/newcar/articles/s660-honda-imp-20150626/pic/s660-29re-01-thumb.jpg
全長3,395㎜、全幅1,475㎜……現在の軽規格枠で開発されたスポーツカーの中で最も人気の高いモデルが、S660です。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]クルマの好きな方なら「ビート」という軽オープンカーをご存知でしょう。
S660はまさにビートの後継車…なのですが、エンジンレイアウトはMR、つまりミッドシップなのです!
もう一つ、ちゃんとオープントップは”幌”になっていますよね![/voice]
引用:http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/
S660がSではない唯一の部分とは?
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]S660はミッドシップスポーツカー。でも、中身は軽自動車そのままです。
ということは”エンジンの大きさ”や”ボディサイズ”は制限があります。ですから、昔のS800のように、高速道で160㎞/L出すことができません。[/voice]
軽自動車の規格は、全長と全幅と総排気量は国の規格で決まっています。
ですが、エンジンスペック(馬力、トルク)はメーカー同士の自主規制です。
[aside type=”normal”]ちなみに、S660は47kW(64PS)/6,000rpm、104N・m(10.6kg・m)/2,600rpm[/aside]
引用:http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/interior/cabin/
最高出力の64馬力は、どのメーカーのどのエンジンでも最高値。国では軽自動車は「高速道でも100㎞/hを超えない」こととされています。
つまり、ホンダがいくら頑張って2シーターのスポーツカーを作ったとしても、軽規格ではエンジンの限界、ボディーサイズの限界が立ちはだかっているのです。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]ホンダとすると、1,000㏄か、1,200㏄クラスのオープンスポーツを作りたい。
でも、300万円近くするクルマが日本で売れるだろうか?と悩んでいたのではないでしょうか?[/voice]
CR-Zが販売終了。いよいよS1000がデビューか?
引用:http://www.honda.co.jp/auto-archive/cr-z/2017/webcatalog/styling/
2017年1月にコンパクトスポーツハッチのCR-Zが販売終了しました。
欧米でも人気だったハイブリッドスポーツマシンですが、エンジンは”1.5L i-VTEC+IMA”。
引用:http://www.honda.co.jp/S660/webcatalog/styling/design/
トランスミッションは”ホンダマルチマチックS”とMTですが、ホンダとすればS660を単にワイド化してエンジンとトランスミッションを載せることはしないでしょう。
ハイスペックマシンはシビックに任せて、1Lの3気筒エンジンを載せるという説が有望です。
3気筒は低重心の車体には非常に相性が良いはず。
もちろん過給機をつけて、ターボブースター的な役割があると楽しいですね。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]S660はあくまでも「S1000を販売するための話題作り」と言えるのかもしれません。
まずは、シビックがどのくらい売れるのかで、S1000の発売予定もはっきりするはずです![/voice]