[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]皆様こんにちは! 私は、現在発表されている新車種や、発売間もない新型車を皆様に紹介するナビゲーターの西山狭子(にしやま きょうこ)です。
今回は、トヨタ S-FRをご紹介します!
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Contents
まずはこの車を見てほしい!S-FRの原点はこのクルマ
引用:http://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/168/417/mw15.jpg
このクルマ、古いスポーツカー?
イタリアのクルマ?それともフランス?いやそうではありません。これはトヨタ・スポーツ800、通称「ヨタハチ」と言われた、スポーツカーなのです。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]顔つきもなんだかかわいい。女性受けする洒落たクルマでしょう?
このクルマは1965~69年(昭和40~44年)に発売されたスポーツカーですから、当然私も生まれるだいぶ前ですね![/voice]
トヨタ…といえば、86(ハチロク)というクルマもありますね。これは”カローラ・レビン””スプリンター・トレノ”のハッチバックタイプの型式がAE86だったことが由来。
AE86が有名なのは、ドリフトキングこと土屋圭市氏が、このFR車の魅力を語ってきたことが大きいでしょう。
自動車メーカーは、時々リバイバルモデルを出してくることがあります。現代版86もそうですが、S-FRもまさに、ヨタハチがモチーフなのは間違いないところです!
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]でも、この写真のヨタハチって、ハイブリッドカーなんですよ。それもガスタービンで電気を起こすもの。ということは……S-FRもハイブリッド?[/voice]
[aside type=”warning”]もちろん、この車両はモーターショーのための試作車。実際には発売されていません。オリジナルの800はガソリンエンジンで走る車両でした。[/aside]
↑左の写真は、後方が日産ブルーバード。右は伝説のトヨタ800(ヨタハチ)とホンダS600(エスロク)対決。ドライバーは後ろの浮谷東次郎(ヨタハチ、右前フェンダーに激突の傷がある)がエスロクの生沢徹を大逆転して勝利した。1965年の船橋サーキット。
引用:http://www.ne.jp/asahi/ts800/hp/MAIN/etc/ukiya/ukiya5.jpg
引用:http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/85/0000003885/92/imgebac59375b8irk.jpeg
2015年に初公開!トヨタ・S-FR
比べてみよう!S-FRと800
引用:http://car-moby.jp/wp-content/uploads/2016/09/TOYOTA_S-FR_001_s.jpg
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]上の画像が、2015年の東京モーターショウで公開された「S-FR」です。下の「800」と比べてみると、ドアの形やルーフの黒い塗装は似ていますね![/voice]
引用:http://anjelix2010.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_644/anjelix2010/toyota-s800-2-6d257.jpg
トヨタ・スポーツ800とは……
・総排気量が790cc 、2気筒エンジン
・最高出力は33kW (45PS)/5,400rpm
・最大トルクは67Nm (6.8kgf·m)/3,800rpm
車重は580㎏、とかなり軽量。このエンジンでサーキットを制しているのですから、人気が高かったわけですね。21世紀の今でも、中古車市場で450万円は下らないのです。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]次は正面から見てみましょう。右のトヨタスポーツ800は丸いフロントランプが結構大きめ。S-FRはランプが丸ではなかったですね!ちょっと威張ったわんぱく小僧のような顔つきです![/voice]
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]S-FRの特徴は、大きなセンターグリルと、タイヤ幅。どっしりとしていてスピードが出そうです。[/voice]
引用:http://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/003/477/544/3477544/p8.jpg?ct=a8389a6e8e1c
引用:http://carmuse.jp/wp-content/uploads/2016/07/vehicles_images_2.jpg
トヨタS-FRのボディーサイズですが…
・全長3,990㎜
・全幅1,695㎜
・全高1,320㎜
・ホイールベース2,480㎜
が、2015年のショーモデル数値でした。エンジンは1.5Lでトランスミッションは6MT。問題はこのクルマが輸出仕様としていた設計かどうかでしょう。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]このサイズではかつてドイツのオペル(2017年3月にフランスのプジョー・シトロエンに吸収)が発売していった「ティグラ」があります。[/voice]
ただ、スポーツカーというよりはコンパクトクーペで、4人乗車できるデザイン重視のクルマでした。
↑初代ティグラ。1994年~2001年発売、5ナンバーサイズでヤナセが扱った
引用:http://cvimg01cv.c.yimg.jp/cvmaterials/modelimages/newoverview/28/49272.jpg
引用:http://alphawiki.net/gran-turismo5/index.php?plugin=ref&page=%A5%AA%A5%DA%A5%EB%20%A5%C6%A5%A3%A5%B0%A5%E9%201.6i%20%2799&src=%A5%B9%A1%BC%A5%D1%A1%BC%A5%B9%A5%D4%A1%BC%A5%C9%A5%A6%A5%A7%A5%A4%20-%20%A5%A4%A5%F3%A5%C7%A5%A3_7.jpg
[aside type=”normal”]ちなみにオペル・ティグラはコルサ(日本名ヴィータ)というコンパクトハッチバックをベースとしていた。
トヨタでいうヴィッツを仕立てたようなクルマ。
次期型にはオープンモデルもあったが、日本では発売されなかった[/aside]
トヨタ86と比較する
引用:http://toyota.jp/pages/contents/86/001_p_004/image/top/carlineup_86_top_02.png
トヨタ86のサイズは…
・全長4,240mm・全幅1,775mm・全高1,285mm
・ホイールベース2,570mm
・車重が1,190-1,298kg
・エンジンが1,998cc、MR
・最高出力が147kW (200PS)/7,000rpm
・最大トルクが205N·m (20.9kgf·m)/6,400-6,600rpm
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]F-SRと比較して、250㎜ほど全長が長く、エンジンは2L。レイアウトは”水平対向”で、スバルが製造しているスポーツカーなんですね。
スバルではBRZという兄弟車を出していますが、スバルの関係者は、トヨタとの共同開発が大変だった、と言っていました![/voice]
年間販売台数は6,000台から8,000台。ただ、米国や欧州でも売れているスポーツカーですから、この領域にダブってしまうと問題。
はっきりと区別がつくような車でなければ、いけないですね。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]トヨタとすれば、自前でのスポーツカーを作らなければいけない…という使命感があるのではないでしょうか?[/voice]
150万円で買えるスポーツカーは作れない
引用:http://car-moby.jp/wp-content/uploads/2016/09/TOYOTA_S-FR_019_s-1.jpg
引用:http://fsv-image.autoc-one.jp/images/2422988/004_o.jpg
トヨタ86の販売価格は2,623,320円~3,461,400円。トランスミッションが6ATか6MTの2種類で、事実上ワングレードです。
このプライス上では、
SUVの「C-HR」……2,516,400円~2,905,200円
軽スポーツのホンダS660……1,980,000円~2,180,000円
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]つまり、150万円から200万円程度の価格設定ではまずスポーツカーは作れない…というのが大方の予想になるのではないでしょうか?[/voice]
引用:http://i1.wp.com/sport-car.akakagemaru.info/wp-content/uploads/2015/12/2016sfr006.jpg
また、ホンダS1000のスペックとプライスがどのくらいなのか…ここも注目しているのが、トヨタの本音でしょう。
安全性能や燃費なども考えると、少なくとも220万円か230万円程度のプライスは付くはず。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]2020年以降に発売…とされる新「ヨタハチ」、どんなクルマになるのか期待大ですね![/voice]
引用:http://i1.wp.com/sport-car.akakagemaru.info/wp-content/uploads/2015/12/2016sfr002.jpg