[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]皆様こんにちは! 私は、現在発表されている新車種や、発売間もない新型車を皆様に紹介するナビゲーターの西山狭子(にしやま きょうこ)です。
今回は、大人気の 日産セレナ e-POWER 追加情報 をご紹介します!
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自動運転、低燃費、そして便利度アップで大人気の日産セレナ。2016年8月から7カ月で58,811台を販売しており、生産が追い付かないほどの人気車種になっています。
引用:http://car-news.jp/wp-content/uploads/2016/07/Serena_new_2017_03.jpg
さらに驚かせているのがe-POWERバージョンの追加!3月15日の経済情報誌「東洋経済ON LINE」でもe-POWER追加が掲載されたほどです。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]コンパクトカーでトップセールスとなっている日産ノートのe-POWERですが、これが付くとなるとセレナのミニバン一強時代突入でしょうか?
まずはe-POWERを詳しくご紹介しましょう。[/voice]
Contents
e-POWERってこんな仕組み!
まずは、普通のハイブリッドの仕組みを解説
引用:http://car.watch.impress.co.jp/img/car/list/1009/745/01.jpg
ハイブリッドシステムは「エンジン」と「モーター」の両方をクルマに積んでいるのはご存知でしょう。クルマに乗り、アクセルを踏んだ瞬間にエンジン音がすれば「エンジンスタート」ですし、無音なら「モータースタート」。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]乗用車メーカーはこぞって「モータースタート」から「モーター走行域を広げよう」と努力しています。[/voice]
モーターで加速し、50㎞/h、60㎞/hと中速域に達してからエンジン走行するクルマもあれば、100㎞/h以上の高速域で再びモーター走行を行うクルマもあります。
続いて、EVとe-POWERの仕組み
↑ノートの走行想定パターン。信号待ちや渋滞などで、アイドリングストップの度にエンジン始動があるのがわかる。モーターを動かすにはそれなりにエンジンは必要
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/performance_epower.html
完全にモーターだけにすれば、エンジン音はなくなりガソリンや軽油といった燃料も不要。ですが、モーターは電気で動くので「バッテリー」が必要になります。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]ですが、バッテリーに充電する時間やバッテリーそのものの価格など、普及できるにはまだまだ問題が山積。
特に、リチウムバッテリーが高いのは有名ですね。
ちなみに、EVの「リーフ」は、最廉価グレードでも3,197,880円。国からの補助金33万円を受け取っても、2,867,880円…価格よりも、充電施設が都市部を除いてまだまだ少ないのがネックです…[/voice]
そこで、エンジンはモーターを動かすためだけに搭載し、あとはモーターで走る…というハイブリッド車を日産が考案。これがe-POWERです。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]長らくエンジン開発してきたエンジニアにとっては「発電だけのため??」と悲しかったかもしれませんが、まさに逆転の発想だった、と言えるシステムなのです。[/voice]
引用:http://blog-imgs-96.fc2.com/c/a/r/carinfoj/serena_new_2016_8_04.jpg
e-POWERが付くと、セレナはどう変わる?
現在のハイブリッドシステムは「アシストシステム」だが…
引用:http://セレナモデルチェンジ2016.biz/wp-content/uploads/2017/01/セレナ-e-power 41.jpg
セレナには「スマートシンプルハイブリッド」がグレード別設定。これは、普段ガソリンエンジンで走っているクルマが、ブレーキを掛けることで運動エネルギーを電気エネルギーに変えて、バッテリーに蓄電するシステム。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]つまり、ブレーキを掛けるときにタービンを回して電気が貯まり、それをアイドリングストップ時のエアコン消費や、エンジン始動時のモーターアシストなどに使う、というものです。[/voice]
引用:http://www2.nissan.co.jp/IMAGES/SERENA/ARCHIVE/LAYOUT/82_dl0000618328.jpg
そのため、セレナのモーターは、最高出力が2.6 PS、最大トルクは48Nmしかありません。一方で、トヨタ・ヴォクシーの最高出力は82PS、最大トルクは207Nm。ニッケル水素電池を搭載しているヴォクシーに比べ、セレナは鉛酸電池。
つまり、通常エンジンを動かすときに必要な蓄電池なのです。
ノートe-POWERはトヨタ・ヴォクシーよりも強力なモーターを搭載
引用:http://www.nissan.co.jp/NOTE/performance_epower.html
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]ちなみに、ノートのモーターは最高出力が109PS、最大トルクは254Nm。
バッテリーは鉛電池やニッケル水素電池よりも高価なリチウムイオン電池です。[/voice]
[aside type=”normal”]高価な理由は素材。レアメタルやカーボンナノチューブなどは「金」よりも高いのです![/aside]
ノートe-POWERの場合、アクセル始動時のスムーズさは格別。エンジンによるスタートの場合、アクセルを踏んで一瞬のタイムラグが発生しますが、モーター始動の場合はそれがありません。
バッテリーとモーターを新たに搭載。価格はアップする!?
引用:http://www2.nissan.co.jp/IMAGES/SERENA/ARCHIVE/LAYOUT/708_dl0000619163.jpg
ノートのMAX重量は1,495㎏。セレナは最大で1,770㎏あります。
そればかりではありません。
もしセレナに8人が乗った場合、2,210㎏もの重量となります。
これを引っ張るにはそれなりにモーター出力とトルクが必要になるでしょう。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]ここで、ノートの価格比較をしてみます。
e-POWERありと、なしの最上級グレード2台の価格は以下の通りです。
■e-POWER MEDALIST……2,244,240円
■MEDALIST…………………1,985,040円
差額は約22万円。これをセレナに当てはめてみますと、次のようになります。一番の売れ筋を挙げます。
■ハイウェイスター プロパイロットエディション
……2,916,000円
e-POWERが追加されると 「仮に+25.9万円」で
……3,175,000円
ということになります。[/voice]
[aside type=”warning”]あくまでも+25.9万円は仮定の話です。ノートと同じモーター、バッテリーを搭載し、価格上昇分をノートと同じにした場合です。[/aside]
e-POWERセレナは売れる?
引用:http://car-research.jp/wp-content/uploads/2016/11/note-e-power-engine.jpg
さて、セレナe-POWERは売れるでしょうか?答えは「YES」と言えるでしょう。
ミニバン市場は飽和状態と言われていますが、安全性能技術と低燃費、そしてドライビングの向上に関心のあるユーザーは逆に増加しています。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]ノートの購買層の70%がe-POWER車を選択。従来の日産車からの乗り換えではなく、トヨタやホンダといった他社ユーザーからの乗り換えが急増しています。
今後のセレナには、目が離せませんね!![/voice]
引用:http://www.nissan.co.jp/SERENA/equip_luggage.html