[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]皆様こんにちは! 私は、現在発表されている新車種や、発売間もない新型車を皆様に紹介するナビゲーターの西山狭子(にしやま きょうこ)です。
今回は マツダ RX-VISION Ⅱ コンセプト をご紹介します![/voice]
Contents
CX-5が絶好調のマツダ
ブランドが上昇中、ロータリーエンジンも開発続行か
世界初、ローターを2基配置したコスモ・スポーツ
引用:http://gazoo.com/car/history/PublishingImages/012/001_l.jpg
2017年2月2日に発売された新型≪マツダ CX-5≫。
爆発的なヒット作となったことが知られています。
発売から1カ月後の3月5日、受注台数が16,639台に上りました。
この数字は、月販計画が2,400台ですから、ざっと7か月分に当たります。
実際に2月のひと月で販売した台数は4,121台です。
それだけではありません。
2017年2月の総販売台数は22,824台。CX-5とCX-9の販売の伸びで、前年の2月に比べて5.9%増とスタートダッシュとなっています。
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]マツダが売れている…となれば、気になるのが「ロータリーエンジン」を搭載したRX-8の後継車です。
2012年6月で生産中止されたロータリースポーツですが、マツダではエンジン開発は続行していました。
それが「マツダ RX-VISION」、2015年10月の東京モーターショーでのコンセプト公開だったんです。[/voice]
引用:http://www.carbuzz.com/news/2015/11/19/Mazda-s-New-Rotary-Engine-Is-Almost-Here-7730455/
世界でマツダだけが開発続行。ロータリーエンジンとは?
東京モーターショーでの衝撃!
引用:http://www.forcegt.com/wp-content/uploads/2016/05/2016-mazda-rx-vision-concept-front-quarter.jpg
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]「マツダ RX-VISION」は一体何が凄いのか?東京モーターショーでコンセプトカーを見た人は、何に衝撃を受けたのでしょうか?
まずは、その「美しさ」「かっこよさ」でしょう。
ロングノーズに20インチタイヤ、車高の低さとシンプルなクーペスタイル…4,389mm×1,925mm×1,160mmという、サイズ感以上の迫力も感じられました。[/voice]
ですが、往年のマツダファンの間では「RX-7」「RX-8」で途切れてしまったロータリーエンジンを搭載するのかどうか…という一点に絞られます。世界の有力メーカーが挑戦しては挫折したロータリーエンジン、最後まで開発を諦めなかったのがマツダでした。
ロータリーエンジンのメリット
引用:http://re-autoguard.co.jp/mechanic/wp-content/uploads/2016/05/fdnennsyou1.jpg
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]そんなに難しいエンジンなのに、なぜマツダは研究開発を諦めなかったんでしょうか?
考えてみると、スバルの水平対向エンジンも、量産車では世界で唯一のもの(ポルシェのスポーツカーも水平対向エンジンを採用し続けていますが、SUVはレシプロエンジンになっています)。
こだわりのあるところには、必ず夢やロマンが詰まっていることを、どんな時代もファンは理解しているのでしょう。マツダはそれを社是としているように思えます。凄いですね![/voice]
引用:http://221616.com/car-topics/wp-content/uploads/2015/11/1446113150.jpg
[aside type=”normal”]ロータリーエンジンとは、上の図でわかる通り、シリンダー内のピストンの代わりに、三角形のローターが楕円型のハウジング(シリンダーを意味する)を回転するもの。
シリンダーは上下にピストンが作動することで、エンジンを稼働させるが、ローターの場合はハウジングの中を回転している間に「吸気」「圧縮」「膨張」「排気」を行います。
シリンダー型のレシプロエンジンよりも容積は少なくて済み、常に回転軌道だけの振動であることから、スムーズなエンジンフィールと低振動というメリットがあります。[/aside]
ロータリーエンジンのデメリット
引用:http://221616.com/car-topics/wp-content/uploads/2015/11/1446113086.jpg
[voice icon=”https://scoop-movie.jp/wp-content/uploads/2017/03/074698d2d0188039cb58bb6390c1518d.png” name=”西山 狭子” type=”r”]レシプロエンジンの場合、筒形のシリンダーを立てに配置したり、V型に斜度を持って構えたり、あるいはスバルのように水平に配置するなど、様々なレイアウトがあるんです。
でも、ロータリーエンジンは形から見て種類は一つだけですね。[/voice]
シリンダーはあくまでも燃焼室と呼ばれる小さな空間(例えれば、注射器内のピストンと先端針の間の先端空間)で、空気や軽油が燃焼されます。
圧縮された空気にタイミングよくガソリンを噴射して、火花を付けることで一気に爆発するガソリンエンジン。
引用:http://mzracing.jp/wp-content/uploads/2015/11/SS16_29.jpg
[aside type=”normal”]ディーゼルエンジンの場合は、燃焼物が軽油そのものに代わるだけで、爆発力の大きさで車輪を回していきます。
ところが、ロータリーエンジンでは、楕円上のハウジングで常に回り続けるローターの摩耗が激しく、エンジンオイルの燃焼とともに、燃焼しきらない炭化水素、一酸化炭素が排出されやすいデメリットがあります。
また、スムーズなローターの回転は良いのですが、あくまでも高速回転での出力やトルクはよくとも、初速では伸びがないことも弱点。
そして、ハウジングの構造から、密閉しなければならない部分が多すぎることも、このエンジンをより頑丈に、重くさせるデメリットとなっています。[/aside]
RX VISION Ⅱとは?
引用:http://www.carbuzz.com/news/2015/11/19/Mazda-s-New-Rotary-Engine-Is-Almost-Here-7730455/
2015年の東京モーターショー。
衝撃的な真紅なボディと「SKYACTIV-R」というロータリーエンジンの予告…誰もが近いうちにロータリーエンジンを搭載したモデルがテストコースを駆け抜けるに違いない…と思ったのではないでしょうか。
ですが、それにはいくつかの大きな壁が立ちはだかっています。
一つ目は、排気の問題をクリアするために、水素を燃料とするハウジングになること(RX-8ですでに行われていました)。
ただ、水素エンジン車は現実にはトヨタ・ミライとホンダ・クラリティのみ。水素は確かに排気ガスを一切出しませんが、ガソリンや電気自動車よりも燃料代がかかるのがネックです。
[aside type=”normal”]ガソリン1L…129.1円と計算すると
■水素自動車→1kmあたり約6.6円
■電気自動車→1kmあたり約1.3円
■ガソリン車→1kmあたり約8.2円
[/aside]
と、いうことで水素インフラがなかなか進まないのが現状なのです。
ということもあり、現実にコンセプトカーが出るかどうかはあくまでも「走るための環境が先」というのも理解できますね…
ここで、オーストラリアの「MOTORING」誌によるコンセプト情報を掲載しておきましょう。
・排気量=1.6L(0.8L×2ローター)・ハイブリッドターボ、出力=335kw・車重1,400㎏。
あくまでも噂の段階ですが、確実なのは、マツダの業績が上向けば必ずこのコンセプトカーは世に出てくるだろう…ということでしょう!
引用:http://www.carbuzz.com/news/2015/11/19/Mazda-s-New-Rotary-Engine-Is-Almost-Here-7730455/
引用:http://mzracing.jp/wp-content/uploads/2015/12/MFF2015_037_.jpg